らヴじゃんきー

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#190from Bar dead end. End of SilveRain.2012.01.02
「アントワネットさん、もう一杯お願いします」

「ボクにもお願いしますー」

「はい、かしこまりましたわ」
「ええと、なんでしたっけ。シルバーレインがあと1年?」

「そうそう。やり残したこととか、今年の抱負とか」

「ズルズルとぐだぐだやってたんで特にないですね!」

「言い切った!」

「だってー。柴センパイはあるんですか?」

「央璃と結婚する」

「そういやそんなこと言ってましたっけ。大学卒業したら、とかなんとか」

「そうそう。学生のうちはさすがにね」

「親御さんの反対とかですか」

「それもあるけど。やっぱり自立してるとは言いがたいじゃない」

「むぅ、銀誓館学園の生徒にしてはまっとうな意見を」

「銀誓館の子たちはこう、全体的にネジが飛んでるからね…」

「常識にとらわれないことが非常識の強さになるんじゃないですか?」

「なるほど、そういう考えもあるね」

「他にはないんですか? やりのこしたこと」

「ないよ。元より僕は、卒業したあたりでやりたいことは全部やったもの」

「でもまだボチボチ戦い続けてるんですよね」

「まあね。あとに続く子たちを守るのが最上級生の仕事でしょう」

「過保護だと思いますけどねー」

「過保護なくらいでちょうどいいよ。状況はまた一段と過酷になってきてるもの」

「またきな臭い作戦を仕掛けられたみたいですね」

「あと1年だからね。まあ、いつもどおりできることをがんばるよ」

「センパイ、その1年でもし世界結界が張りなおされたらどうします?」

「ん? 世界結界が張りなおされたら?」

「はい。不思議なことが不思議じゃなくなって、ゴーストがいなくなって」

「そうしたら、マヨイガも眠りにつくのかな」

「たぶん。それで、もうただの人間に戻ったら。柴朔太郎はどうしますか?」

「……ただの人間、か」

「戻れれば、の話ですけど」

「そうだね。もしそうなったら……いや、そうなったとしてもか」

「あ、考えてはいるんですね」

「うん。僕の進路は変わらないよ。銀誓館学園の先生になりたい」

「卒業できない生徒ですね、柴センパイ」

「そうだね。でも、本当に銀誓館には思い出があって、返しきれない恩があるもの」

「銀誓館もなくなっちゃったら? 最終決戦で自爆したりとか」

「それは困るなあ…。でも、そうしたらどこかで先生になると思うよ」

「とにかく先生になりたいんですね」

「そうだね。ずっと夢だったから」

「夢とか語りだすと死亡フラグですよ?」

「大丈夫。央璃には死んだら殺すって言われてる」

「ぜんぜん大丈夫じゃないですよねそれ」

「そのくらい命を大事にしてってことさ。小唄ちゃんはどうするの?」

「いまと変わんないですよ。辻ヒーローです」

「正義の味方?」

「愚問ですなぁ先生。ボクはボクの味方です」

「兄貴!」

「意味がわからない人はストレイト・クーガーでぐぐりましょう」

「あんまり似てなかったけどね」

「いーんです。あと正義の味方じゃなくて悪の敵です」

「前からぽつぽつ言ってるけど、化物語で……あれ、偽物語だっけ?」

「ああ、うん。言われましたねっ。でもこの発言はきっとそれ以前にもたくさんされてますよ」

「そうかな? 意識してないのに影響を受けたと思われるのってなんだか釈然としなくない?」

「でも西尾先生の著書を愛読してたんですから大なり小なり影響を受けてるでしょう」

「なるほど、それはたしかに」

「まあ、そんなたいそうなもんでもないですけどね悪の敵」

「それ、報酬とかあるの?」

「んー。警察から金一封もらえたら嬉しいな、とか」

「無償なんだ…」

「あ、でもでも、たまに助けた人からお金は貰いますよ。ねだってるわけじゃないですけど」

「そっか。うん、お金はないけどご飯食べられないほど困ったらたずねておいで」

「気持ちだけ受け取っときます」

「しかしなんでそんな危ないことを続けるの?」

「え、だってムカつくじゃないですか」

「感情的だなぁ」

「そうですよ。あ、でも悪全部を叩く気はないですよ。そんなのはボクの手に余ります」

「そのくせ微妙に現実的なのね」

「そりゃまあ。ボクもバカですけど、バカじゃないので。威嚇以上のことはあんまりしません」

「ん? 実害は出さないってこと?」

「いえ、実害は出しますよ。そりゃ出します」

「どういうこと?」

「ボクみたいのがいて、調子に乗ってるとこっちも手を出すよって見せ付ける程度の暴力は振るいます」

「ああ、なるほど。そういう威嚇ね」

「法を悪用する悪党はいいです。そっちは警察の領分です。ボクは理不尽な無法者が管轄です」

「いっそ依頼を受注する形式にしたら? よろず揉め事処理、とか」

「そういうのは別の人に任せます。ボクの目指すところはホーリィ・リベレイターなんで」

「アライメント混沌傾向だったねキミ。忍者なのに」

「ま、ともかく能力者じゃなくなってもボクはボクで気ままにします」

「む……」

「だいじょぶですよ。すぐに死ぬつもりもありませんから」

「心配するのは僕の勝手じゃない」

「つくづく心配性ですねー。まーいいんですけど」

「シルバーレインが終わったら、顔をあわせる機会も減っちゃうからさ」

「また会えますよ。まあ、わざわざ会いたい顔でもないですけど」

「そう? 僕はたまに会いたいけどね」

「ボクの番号知ってますよね? 用があったらそっちに連絡ください」

「こないだかけたら銃撃戦の最中だったよね」

「ちゃんと事件解決したら会いに行きますよ」

「わかった。じゃあ、懲りずにまた連絡するよ」

「いつでもどーぞ。あ、長くなったので今日のところはまたこのへんで」

「え、これまだ続くの…?」

「続く、かも?」
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